11月25日(土)は、道後公民館恒例行事の「道後史跡めぐりウォーキング」です。一昨年は、岩崎町～持田町界隈、昨年は湯月町～祝谷方面を散策しました。今年は、「道後樋又通り界隈」の史跡巡りです。

　集合は、護国神社の駐車場です。晴天に恵まれ、御幸寺山の紅葉の様子が見られました。

護国神社から西に向かうと、最初に見えてきたのは御幸寺です。1400年前、道後に滞在された天皇の御座所が、その始まりとされている由緒あるお寺です。境内には、有名な俳人「種田山頭火」が最後に暮らしたという「一草庵」が遺されています。

さらに西に行くと、龍泰寺、千秋寺などのお寺が並んでいます。これは戦国時代の合戦に備えて、城の警固に役立てる意図があったということです。

この千秋寺を南に出ると県道187号線、いわゆる「樋又通り」に出ます。そこの電話ボックスが立っているあたりに、かつて道後と三津浜をつなぐ「道後鉄道」の駅「千秋寺駅」があったようです。

線路の幅が75cmくらいの小さな鉄道でしたが、その名残は今でも残っています。

おおよそ2時間のウォーキングでした。風は冷たく感じましたが、秋晴れの素晴らしい天候に恵まれ、楽しく回ることができました。

今日のイベントには子どももたくさん参加しており、道後小学校だけではなく付属小学校や周辺の学校からも来ていたようです。こうした、自分の故郷を知る活動が、郷土を愛する心を育てることになるのだと思います。来年の活動も楽しみにしています。